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KOL​ special contents ⑦

ビーチングサイト

灼熱の浜名湖がやってきました。

チヌトップはハイシーズンに突入し、浜名湖各所でいいバイトがもらえるようになっています。

ボトムも小型中心ですがバイトは多発しており、うまくはめれば数釣りも狙えるでしょう。

シーバスはなかなかむずかしそうな印象です。

さてチヌトップは浜名湖発祥のとてもエキサイティングな釣りであることに異論はないですが、魚のコンディションに左右されるのも否めません。ここからさらに水温上昇すると逆に反応が悪くなることがあります。

そこで1つ新しい釣り方を提案します。

『ビーチングサイトフィッシング』です。

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超超近距離戦だからこそ魚の反応が丸見えでおもしろい

​しかもその魚たちは超超高反応

浜名湖では昔から広大に広がる大瀬の上でフライを使ったチヌのサイトフィッシングが盛んです。

暑くなりだすくらいの時期から大瀬の上をウェーディングしている姿はだれもがみたことがあると思います。

​​フライといえば水面に浮くものを想像される方が多いと思いますが、黒鯛のサイトフライフィッシングでは蟹を模した沈む毛鉤を使います。ウェイトでいうとわずか0.15gくらいだそうです。

そのような軽いフライをラインの自重を使って飛ばし静かに着水させることで黒鯛のとても高い警戒心を刺激せずアプローチするというものです。(多分)

僕も体験したことがあるのですが、なかなか自分の思った通りにキャストできず折角のチャンスを何度も逃してしまいました。だからこそ1匹の価値があがって面白いゲームになるんだと思います。

​ルアーフィッシングに通ずる部分もありいつもの釣りとは全く別物です。1回体験してみるのもおすすめです。

フライフィッシングに興味があるかたは是非 watatsumi guide service までご相談ください!

スクリーンショット 2025-07-31 12.56.30.png

大瀬の上を歩きながら黒鯛に静かにアプローチ

​これも浜名湖夏の風物詩

​※ちなみにフライフィッシングもKing of Lakeご参加いただけます!ボート部門でお待ちしてます!

watatsumi guide service様 より

  • Instagram

​さて話を『ビーチングサイトフィッシグ』に戻します。

簡単にいえばフライの方々がやっていることをルアーでやろうというだけです。

ただ確実にいえるのがフライよりも単純な釣果はのぞめるということ。

 

もともと僕はシャローにあがった黒鯛はとても警戒心が強く、こちらに気取られたりルアーを通すだけで逃げてしまう印象がありました。だからこそボートプレッシャーがなく、小さな毛鉤で静かなアプローチができるフライに圧倒的な分があるとおもっていました。

しかしある休日表浜名湖でサイトでもするかとながしていると、シャローにいる見えチヌがすんなり反応するのに気づきました。

いままで奥浜名湖のテーリング個体の手強さを知っているだけに、あまりにも意外な反応の仕方で、すぐさま船を同船者にまかせ大瀬にあがってみました。

半信半疑でアプローチすると1投で反応あり

さらに反応がよかったのは1匹だけではなく、見える魚に正しくアプローチできれば高確率でバイトに持ち込めることもわかりました。

超超近距離でも反応する姿や着水音によってくる様子は圧巻で今までの自分の常識が完全に打ち砕かれました。

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どシャローであればあるほど反応がいい。

​体を半分出して餌を探すクロダイが猛然と迫ってくる様子は圧巻

さて皆様の興味が向いてきたところで簡単なアプローチのコツを書いておきます。

皆様ご承知のところだとおもいますが、黒鯛はライン、中でも糸切り音をとても嫌がる魚です。

ぼーっとしているチヌがルアーではなくラインが近づいて逃げる様子を何度も体験したことと思います。

このビーチングサイトでも同様です。

ですのでキモがラインの存在をいかに消すか

つまりリグを動かすときにチヌにラインではなくルアーに気づいてもらうようにアプローチするということです。

気をつけるべきは3点

・チヌが気づく距離にルアーをアプローチする。

・チヌの前をラインが通る時間をできる限り短くする。

・着水音でびっくりさせない。

この3点をバランスよく満たすトレースコースを自分で描いてアプローチするのが難しさでもあり楽しさでもあります。

当然個体群によって適切なアプローチは異なります。

どんなポジションにいるか?

どう泳いでいるか?

体色は?

このあたりを見極めながら1匹を思った通りに釣り上げることに醍醐味があります。

使うルアーはいろいろあります。フリーリグでもいいし、シャッドにも高反応な個体はいました。

ただ僕がメインでつかっているのはDECOYのチヌヘッドSV-30 1.8gです。

https://www.katsuichi.co.jp/decoy/decoy-list/jigheads/for-saltwater/571-sv-30

やはりウェイトが軽い方が軽い力でリグを動かせるので有利です。正直もっと軽くてもいいかも。

キャスタビリティとのバランスですね。

あわせるワームは

NOIKE ヤビー

https://noike-m.com/yabby/

O.S.P ドライブクロー2インチ

https://www.o-s-p.net/products/dolivecraw/

この辺りの少し小さめを使ってます。

大瀬の上には蟹がほった穴がたくさんあってたぶんこれをたべているんだとおもうんですよね。

蟹のサイズがだいたい2インチくらいでした。笑

ですがまだまだ僕も研究途中です。

大瀬の上ではねがかりのリスクはほぼないためリグの自由度が高いと思います。

​いろいろ試してみてください。

 

 

百聞は一見にしかず。一見は一匹にしかず。

ですのでぜひ思い切って体験してみて欲しいです

連日酷暑が続いています。水の中をじゃぶじゃぶ進むと案外暑さも緩和されます。

ボートを安全なところにビーチング、アンカリングしてあとは貸切の大瀬が迎えてくれます。

目の前のフレッシュな魚にアプローチして狙い通りにバイト、ヒットさせるのはとてもエキサイティングです。

浜名湖ルアーフィッシングの新たなスタイルになると確信しています。

ぜひこの夏チャレンジしてみてください。

※KOL本番ではこの釣りOKです。ただしボート部門での参加になります。

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